▽今回の参院選で、まさか防衛議員が落選するとは考えてもいなかった。あの防衛庁省昇格要望署名の数から考えても予期せぬことだった。防衛議員の減少は、省昇格、有事法制の最も大事な時期だけに痛手である。三年後の選挙に候補者の方は、是非全国の部隊やOBに遊説をしていただきたい。(滝川市 谷口留男)

▽防衛を支える会の運動方針について提言をする。防衛庁出身候補者を国会に送るために、会を挙げて選挙に奔走することは辞めたらどうか。会の目的は、防衛政策の推進にある。そのため、国民の啓蒙、政党や政治家に圧力をかけることを主たる運動方針とする時期に来ているのではないか。(和歌山県 川嶋里美)

▽参院選敗北の原因の原因は、現職自衛隊員及び自衛隊OBの政治的未熟と評価する人が多い。小生は、敗北の真の原因は多分、現職自衛隊員との距離にあったのではないかと愚考する。例えば、陸上自衛隊射場での違法事件で自衛隊が誹謗の的にされた時に防衛関係者は何をしたか。制服組の処罰を座視しただけだ。何故、自衛隊のサイレントマジョリティが政治に背を向ける結果になったかを反省すべきである。(埼玉県 荒尾保志)

▽参院選での自衛隊員及び隊員OBの政治意識の低さが話題になっている。そこで提案する。選挙の無い期間、駐屯地の外で、OBと現役が防衛一般、隊友活動、政治、選挙の意見交換する場を頻繁に持ってはどうか。自衛隊の中隊規模担当地域毎に、現職の幹部、曹士とOBが自由に意見を交換し、議論し、交流を深めるやり方もあろう。その平素からの積み上げが政治意識の向上に繋がり、ひいては選挙にも力を発揮すると信ずる。(山梨県 清水元春)

▽防衛庁情報公開請求者のリスト漏洩についての防衛庁及び防衛庁長官の対応に釈然としないものがある。
 長期的・総合的視点から実務参考資料を収集整理するのは、実務担当者の当然の基本的責務ではないか。諸官庁、警察、企業、メディア、市民団体等も当然、個人情報資料を収集整理して実務に利用している。防衛庁だけが個人情報の作成は不可という主張は、極めて不合理である。
 ただし、問題点は別にある。かかる内部実務資料が防衛庁外部に洩れたこと、これこそ由々しき問題である。防衛庁の弱体化を狙う反体制分子が内部に潜在するということであり、これこそ厳しく調査し粛正されるべきである。
 加えて、角を矯めて牛を殺す類のこのような事業対応が続出すれば、自衛隊員の士気が殺がれ防衛力は益々弱体化する。(木更津市 高井三郎)

▽省昇格後の防衛庁の名称は「国防省」を望む。国会審議も低迷気味だが、会は手を緩めることなく防衛庁の省昇格運動を推し進められたい。(埼玉県 ア山利明)


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